福岡城西学園がある百道校区の青少年育成協議会様は、毎年様々なテーマで、地域の方々による井戸端会議を開催されています。
ここ数年は、地域でも注目度の高い「不登校」に関するテーマを取り上げており、有識者講演やディスカッションをされていますが、今年度は「不登校」に関するテーマをさらに掘り下げてディスカッションができるよう、当事者の声を聞かせてもらえないかと、福岡城西学園に依頼がありました。
当日は、校長の柿坂先生と、中学校時代に不登校を経験した在校生5名が、パネルディスカッション形式で、地域の方の質問も受けながら、約1時間半にわたって体験談を話してくれました。
「不登校時代に親から言われて嫌だったこと」や、逆に「親から言われて救われたこと」などをストレートに話してくれた生徒や「学校に行っていない時期に好きな歴史に関する本を読んでいて、それがきっかけで社会科教員になるために大学に行くことを決めた」という生徒もいました。
参加された地域の方々からも、なかなか大人がいろいろ話し合っても分からない、我が子にも聞けない内容を、聞くことが出来て良かったと感謝もしていただけました。
生徒たちにとっても良い経験になったと思いますし、生徒たちの頑張りが、少しでも地域の方々や、現在悩んでいる方々の元気に繋がればいいなと感じる機会でした。